仏旅行3日目 モン・サン・ミッシェル→トゥール

tarosource2007-09-03

9月3日
いよいよ、念願のモン・サン・ミッシェルへ向かう。
昨晩延々と歩いた2kmの道は、バスに乗るとあっという間。正直言って歩いた方がありがたみがあっていいなぁ・・・・と思う。

モン・サン・ミッシェル島内外に宿泊している利点は、午前中から観光ができるということ。
午後になると、パリから4時間以上の道のりをかけてやってきた「半日観光」組がやってくるので、シーズンにもなればその人間数だけでうんざりして修道院の観光をあきらめる人も多いそう。

モン・サン・ミッシェル修道院までの道のり・・・「巡礼者の道」と呼ばれている石畳の階段は話に聞くと非常に多くて急で大変・・・・と聞いていたけれど、実際は別にたいしたことはなかった。(もちろん、運動靴は履いていたけれど)

修道院内部の観光は・・・そうねぇ・・・一言で言うと「物足りなかった」かな。

ツアーはゆっくり観れない。(TT)

確かにいろいろと説明してはくれるんだけれど・・・本読めばわかるし、歴史的背景とかは知っているし・・・・もっとのんびりと観たかった!(>_<)
でもこれもツアーだから仕方ないよねぇ・・・・

修道院内部の話をしていくと、フランス革命の際に、内部の調度品のほとんどは破壊されたり、国外へ流出してしまったし、わずかに残ったものは、近郊のアブランシェの町の美術館で保存されてしまっているので、ひたすら建築物を観て行く感じ。
それでも、中世から現代にかけて増改築されていった修道院の歴史は素晴らしく・・・特にロマネスクの土台で、ゴシック建築の壁や天井を作ったという部分は、興味深かった。

あとは、中庭かなぁ・・・昔は、きっとここで薬草を栽培していたのだろうなぁ・・・とか。

・・・・本当に中はなんにもない分、ここに住んでいた(もちろん、いまでも住んでいるけれど)修道士達は、どんな風に歩き、沈黙し、生活をしていたのだろうか?と想像ずっと巡らしていた。
でもきっと戒律の厳しいベネディクト派だから、辛いだろうな・・・。


修道院内の観光が終わると、その後は外の門前町(って、フランスでも言うのだろうか?)内でのお土産&観光・・・なんだけれど、私達はのんびりと修道院のおみやげ物を見て、修道院から見下ろす外の風景を堪能して、オスズメ様たちの写真を撮って(←ここ重要)いました。

↑背後はモン・サン・ミッシェル修道院


だってねぇー、やっと来たモン・サン・ミッシェルなんだもん。のんびりしたいよねぇ・・・ここで買う土産は、妹夫婦に頼まれた「モン・サン・ミッシェル」とでかでかと書かれた、もろ「観光地行ってきました。その土産です!」というべたなTシャツが欲しいといわれていたので、最低限、それだけを買えば良いわけなんだよね・・・(笑)

ということで、修道院でのんびりしすぎた私達は、門前町内をほとんど観ることもなく、昼食場所へ。「白い子羊亭(ル・ムートン・ブラン)」という旅籠兼レストランというところだったのだけれど・・・ここの食事は美味しかった!!(トップの写真がそこの看板)
モン・サン・ミッシェル名物のオムレツはほどよい塩加減で、やはり名物の子羊のローストも美味v このツアー中の食事の中では、1、2を争う美味しさでした。(量もちょうどよかった)

モン・サン・ミッシェルの名物オムレツは、「王の門」と呼ばれる場所近くにある「ラ・メール・ブラール」が有名なんだけれど(最初にオムレツを振舞った発祥のレストランだからね)、同時に「ふわふわなだけで味が何にもしない」という評価も高く・・・だから、「味はイマイチ」と思っていただけに「白い子羊亭」でのオムレツの美味しさには満足でした。
もし、モン・サン・ミッシェルに行くことがあれば、「白い子羊」の看板のあるところへ、ぜひvです。(店名は「ル・ムートン・ブラン」です)

昼食後、お土産を買う。妹夫婦へのTシャツの他に、自分用にも買ってしまった・・・(笑)。もちろん、(時間があったので)他にも色々お土産を購入。
お土産買う時間は、30分くらいかな〜。本当にあっという間の、モン・サン・ミッシェルでした・・・・次回は、個人旅行で来たい〜!

それから、バスに乗り、4〜5時間かな。トゥールへ向かう。明日がロワール地方の古城巡りなので、そのロワールの入口ともいうべきトゥールでこの日は宿泊なのだ。翌日がけっこう移動、移動ということなので、この1日はやけにあっさりと終わったのでした・・・