昨日は新宿

昨日は、慣れない路線を使って新宿へ行って、伊勢丹で開催されている薬師寺一彦さんの個展を見に行きました。
http://www.harakara.com/j_index.html
美ら海水族館のイルカ、「フジ」の人工尾びれプロジェクトの話は、現在映画にもなっているので、ご存知の方も多いだろう。私も、フジの話はずいぶん前から、ブリジストンが携わっている話を、ダイビング雑誌を通じて知ってはいた。(ブリジストンはダイビング器材も多く開発、販売しているのだv)
でも数年前、「もう一度宙へ」を読み、その後あるご縁を通じて、薬師寺さんの作品を知り、いたく感動して・・・今に至る。

今回はトーク&スライドショーがあったので、学生時代の友人を誘い、新宿へ行ったわけだ。

薬師寺さんのは、いままでの作品はフジを初めとするイルカやクジラ、シャチなど、海の生物が中心だったけれど、新しくアラスカで出会った動物・・・熊やワタリガラス、あとは北米のネイティブアメリカンのホピ族のモチーフや影響を受けられたものもいくつか、拝見することができました。

私個人としては・・・ワタリガラスの作品を見たときに泣きたくなるような感動を覚えましたね。そぐく不思議な感覚。

いままでの「フジ」やイルカたちのは、「水」と「光」に満ちていた。この地球で生きる喜び、泳いだり、ジャンプすることの楽しさ・・・それができるということが、いままでは無意識にやってきていることが、実はいかに貴重で素晴らしいことなのか、ということを全身で表しているような感じを受けていた。

でも、今回のアラスカのは「地と血」「風」を感じたものだった。大地から生まれて死んでいく生命の営みと、時を越えて空を越えて吹き続ける風の音が、聞こえるような作品で、中でも「WATARIGARASU」の荘厳さに圧倒された。

・・・ただ、さすがに買えなかったけれど。(残念)
でも、147,000円のイルカの作品には、ちょっと悩んだかなぁ・・・・欲しかった。でも買ったら・・・・怒られるだろうなぁ。(そーゆー問題か?)

確か、明日まで新宿伊勢丹の5階アートギャラリーで開催していらっしゃるので、ぜひ明日お時間のある方は見に行ってみてください。