オリオン&アンジェリカとスミソナイト

昨日の火曜日、私は生まれて初めてオーラソーマというものをやってみた。
もちろん、オーラソーマがどんなものであるかは知っている。
が、実はまともに100数本のボトルがズラーッとあるのさえも見たことがない。

けっこう、お客様とかはオーラソーマやったことある、っていう方、多いのですよねぇ。だから1度はやってみたいなぁ・・・って思っていた(基本的にミーハー)ので、ちょっとこの春分を過ぎ、新たな一年のスタートを記念して、天秤座の満月という時期も利用して、行ってみました。

Shining-heart http://www.shining-heart.com/

元某石屋の店員 りょうさんのところです。(って、バレバレじゃん)
場所が浅草なので、いままでちょっと「遠い」と躊躇していたのだけれど、行っていたら意外と近かった(笑)。ちょっとビックリ。(基本的に、横浜とダイビング以外では出歩かないのだ)

まあ、その浅草までの道のりとか、りょうさんとイチゴ大福を食べながらのノホホンとした会話とか、そーゆーのは書くと長いのでそれまた置いといて。

「ほほ〜、これがオーラソーマのボトルなんですかぁ・・・」
ずらーっと並んだ100数本のボトル。やはり本やwebで見た印象とは違うね。綺麗である。

で、4本のボトルを選び、そこから色々な話が始まったのだが・・・まあ、その話もとりあえず省くとする。とりあえず、最後の4本目に選んだボトルが、「オリオン&アンジェリカ」というボトルだった、ということから、今日の話の本題に入るのだ。

私は、この4本選んだボトルのうち、3本はとても色の濃い鮮やかなものを選んだ。基本的に色はビビットの原色が好きなのである。
が、なぜか4本目は、薄い青と薄いピンクのぼんやりとした色のボトルを選んだのである(一応、ペール・ブルーとペール・ピンクというらしい)。

私は、最初にも書いたとおり、オーラソーマというものが初めてなので、4本のボトルの解釈をどのようなアプローチでやっていくのかは知らないけれど、りょうさんは「この4本目のボトルを見て、もしこのボトルが人間だったら、どんな人を思い浮かべますか?」と聞いてきた。

私はそもそもこのぼんやり青&ピンクのボトルが「オリオン&アンジェリカ」という名前のボトルであるということさえもこのときは知らなかった(帰宅後、webで調べて知った)。なので、一生懸命考える。


最初、実を言うと、これはりょうさんに言わなかった事だが、「誰?」と聞かれて、「私かな?」と思った。が、即座に打ち消した。私はこんなぼんやり色じゃないだろう!と1人で内心突っ込みを入れてみる。

ぼんやり青とピンクかぁ・・・いつもニコニコ笑っていそうだよなぁ・・・なに言われても「はい」「はい」って笑って頷いていて争いごとをしない人というか・・・イイコちゃんっていうか、八方美人っていうか・・・裏でなに考えているかわからない、信用できない、いけ好かないやつかな、と言った。

ズル、っとりょうさんは、ちょっと滑り落ちたような、苦笑をした。う。フツーこんな女の子が好きそうな色合いで「いけ好かない」って言わないのかな。言わないよね。たぶん。(笑)

で、まあオーラソーマをやったことのある方は、ご存知の通り、4本目のボトルは「未来の自分」なんだよね。1本目〜3本目までの変容をしていった自分で、ようはそこに至るまでのギャップに対して、いろいろ思ったことがどうやら「いけ好かない」という言葉になった・・・ということらしい。

・・・・と、ここまで言葉で書くと、「ちょっと飛躍しすぎ」って思うかもしれないが、今回のオーラソーマの相談内容とか、いろいろな出来事を考えると、その結果は私個人としてはひじょうに納得のいく4本目だったのである。


そんなこんなで、オーラーソーマを終えて、てくてくと横浜へ帰る道すがら、ふとスミソナイトを思い出した。

今回のツーソンものの中にも登場したピンクのスミソナイト。
実は個人的にはさして好きな石ではない・・・・はずだ・・・と思う。が、実は1個原石を持っていたりする。

なんで、あんまり好きじゃないかというと、あのぼややーんとした見かけが嫌いなのだ。なんか海の中にいるブヨブヨの生き物をイメージさせる。実際海の生き物のブヨブヨだったら可愛げがあるが(おいおい)、実際はブヨブヨじゃないので腹ただしい。

あと、あのパワーストーン系の本に載っている意味も嫌い。「トラウマを解消する」とか「傷を癒す」とか、ふっ!ピンク色の石っていいわねぇ、ピンクってだけでなんか優しいイメージ持ってもらえるのねぇ、ふんっ!(・・・ひ、ひどい)
まあ、スミソナイトに限らず、ピンク色の石自体が、ピンクっていうだけで、「愛」とか「ハート」「可愛い」っていうのがどうも納得いかないのだけれども。

ただ、スミソナイトって、持つとけっこう思い。それもそのはず、和名は「菱亜鉛鉱」。亜鉛の鉱物なのである。

亜鉛鉱物っていうと、私がまっさきに思い出すのは「紅亜鉛鉱:ジンカイト」と、「閃亜鉛鉱:スファレライト」だ。どちらもギラギラと力強い美しい石で、私の大好きな石でもある。
同じ亜鉛でも、こうも違うのかと菱亜鉛鉱:スミソナイトのぼややーんとした風体を見ると、なんともいえぬ不思議な気持ちになる。


そう、なんかその気持ちを「オリオン&アンジェリカ」を見ても思うのだ。
このボトルは濃い色合いの別のに光が入った姿、なのだという。光、というのは私たちの目には見えないものだ。何かの物質に光が当たったとき、その光の吸収や屈折などなどで、リンゴは赤く、レモンは黄色く見える・・・わけだ(たぶん)。

つまり、「オリオン&アンジェリカ」のボトルは、私が普段視えない・普段気付かないなにかに気がつき、受け入れたときに出てくるであろう、未来の私の色なんだろう。

そしてスミソナイトも、見た目とは裏腹の重さを知ったとき、様々な過程を経た強さの結果なんだろうなぁ・・・って、ふと、思ったのでした。


それにしても、将来私がパステルカラーの似合う、いけ好かない聖人君子のような女性なったらどーしましょー?ふふふ・・・(無理無理)