AW(N?)UERITE & QUARTZ

tarosource2007-03-12

以前にも書いたけれど、海外ショーの仕入れ品は「この石はなに?」というものがある。

ミュンヘンのときは「DOSELT & パイライト」の「DOSELT」がなんなのか?だった。ドイツ人の業者さんが「黒い部分はDOSELTだ」と言いうのだけれど、「DOSELT」という鉱物をwebで検索しても全然出てこない。結局、数人のお客様から「黒い玄武岩」ということが判明したけれど。

仕入れのときに、石をひとつひとつ調べては買って・・・というまだろっこしいことはしない。トロトロしつこく嫌がらせのように業者に絡んだって、業者もわからない石はわからないし、そんなメンドクサイやり取りされるくらいなら、他の業者に売っちゃえ!ということになるし(仕入れはバトル)、そもそも英語・スペイン語(←これはPedro氏)だって通じない業者だっゴマンといる。

紙に鉱物名を書いてくれるのは親切だと思うけれど、欧米人の書くアルファベットってミミズがのたくったようで、読みにくいことこの上ない。よく@オーナー@はあのアルファベットの納品書(納品書とはとても言えないような紙切れ)の文字(とは思えない。象形文字に見える)を読めるなと思う。

さらにスペルだって、しょっちゅう間違っているし。

今回のタイトルになっている、「AW(N?)UERITE & QUARTZ」の「QUARTZ」だって、「QUARZ」と書いてあった。でも、まあこれは「クォーツ」だとすぐにわかるんだけれど。

問題は「AWUERITE」もしくは「ANUERITE」と書かれた文字。webで検索しても出てきやしない。
ちなみに産地は中国、湖南省。いっておくけれど、中国産だけれど、仕入れ業者さんはチェコだ。

「中国産」と聞くとたぶん大半の人は中国人から仕入れていると思うだろうが、実はドイツ人の学者さんからだったり、チェコ人のなじみの業者さんだったり・・・するわけだ。
Tianだって、日本のお店だけれど、日本産の鉱物はほとんど扱っていないし。ま、そーゆーわけだ。

で、とかく「中国産」と聞くだけで、いろいろ侮られるだけに、@オーナー@は中国産の綺麗な鉱物は、信用ができて、クォリティの高いものを仕入れる業者さんで・・・と余念が無い。

だから中国産もけっこう綺麗なのよ。変な色眼鏡で見ないでねvとお願いしたくなるのだけれど。



さて、一向にわからないままの「AW(N?)UERITE & QUARTZ」。どうやら、クォーツのところにチョコチョコッとくっついている白っぽいのが「AW(N?)UERITE」らしい。
よぉぉく見ると、沸石っぽい感じがしないでもないのだけれど。

まさかこのAW(N?)UERITE を削って検査に出して・・・というわけには行かないし。
もちろん、仕入先には問い合わせしているのよ。でもチェコって通信事情が悪いらしく、通じないのさ

・・・ふう。困ったものだねぇ。

と思うには思うのだが、それにしてもこのAW(N?)UERITE & QUARTZ、お値段もリーズナブルだし、小さくて可愛い。可憐な白い花を連想させるような感じだ。

問題は・・・「AW(N?)UERITE」がなんなのか、という以上に、とっても、撮影しづらい石なのよ〜!
今日は半日、この石の撮影で潰れたわ。でも、それでも綺麗に撮れなかった!果たして、週末のUPまでに間に合うのでしょうか、私!?

はぁぁ・・・・とりあえず、水曜日に再チャレンジ、かなぁ。