18・ THE MOON

tarosource2006-05-05

このカルサイトを見たときにパッと思い浮かんだのは、タロットカードの「THE MOON」(月)だった。
どんな絵でどんな意味を持っているかは、「THE MOON タロット」とかで検索してくれればすぐにわかると思うので多くは書かないけれど、キーワードは「不安」。

絵は簡単に説明すると、手前に沼がありザリガニが這い上がろうとしている。沼のほとりには山犬と狼がいて、月に向かって遠吠えをする。池からは道がはるか彼方まで続き、道の両脇には門のようにも見える塔が立っている・・・というもの。

あんまり良いカードには見られないカードだけれど、私はこのカードを「面倒臭がっているときのカード」だと思っている。

そして地平線に大きく浮かんでいる満月のような色合いのこのカルサイトが、両脇に門のように結晶していることといい、ゴツゴツと牙状に険しく結晶していることといい、自分の中の「月」のカードととてもリンクした。

前述したように、「月」のカードは「不安」や「恐怖」を表している。でも、私にとって「不安」とは、自分のアプローチに対する相手からのリアクションがいまひとつつかめないことであったり、やろうと思えばできるんだけれど、困難さを先に感じてしまったり・・・ということが多い。
ようは、やろうと思えばできるんだ、ということ。
そもそも全くできないことだったら、本当に本当に絶対できないことだったら「不安」を感じる前に「無理」と思うだろう。
大抵、人が「○○だからできない」「いま、私は××だから無理・・・」と言っているときってはたから見ると「いいわけ?だからなに?」って思うことが多い。
その証拠にカードには道がある。人間が作った道だ。
だからこの道を辿れば目的地に着けるのだけれど、途中山を越えなくてはいけないとか、道のりが遠いとか、たくさんの獣がいるとかで、尻込みをしてしまう。
その困難さに表れてくる感情が「月」に表される不安なのだろうと、私は思う。

だから、私のようなせっかちな人間は、「動かなければ始まらない」と思っているからさっさと歩き始めてしまう。・・・で、本当にダメだったら、引き返せばいいじゃん?というわけだ。
または、明けない夜はないのだから、朝になるまで待って太陽が出てから歩き始めればいいとも思っている。ただし太陽はとっくに地平線の上にあるのに「風があるから・・・」とか「準備がまだ整ってないから・・・」と尻込みしているのはNG。だったらさっさと歩け!である。

カルサイトは「新しい始まり」を表す石。
一見どんなに険しく見えても、必ず道がある。・・・・なければ作ればいいじゃん?「道というのは、私が歩く場所が道なんだ」ってね(笑)。