100年の冬の中に生きる力

tarosource2006-04-27

突然ですが、29日の午後に新着石をUPします。
名づけて「@オーナー@がずっと隠し持っていた石シリーズ!」・・・です(笑)。

けっこう、この手の隠してある石って多いんだよね。店頭に出そうとすると「ダメ!」って言われるのもチラホラ。値段を付けずに放置されているのもチラホラ。・・・で、今回そんな石をUPします。

けっこういい感じのがいくつかあるので、ご紹介したいのですが、その中のひとつがこれっ!(写真参照)

ルーマニア産のクォーツに見えるでしょう?でも、実はブルガリア産。
ま、同じ東欧ということで地層が似ているのかもしれませんね。
けっこうな大きさで重い(笑)。同じようなタイプでルーマニア産だったら10万円クラスだそうです。でも、このブルガリアだと・・・・?

でも、でも、やっぱりよくみるとルーマニアの真っ白ちゃんとはちょっと違う。
なんていうのかな?以前にも書いたけれど、ルーマニアの真っ白ちゃんクォーツたちは、綺麗なんだけれど、ちょっと手厳しいというか、容赦がないというか、いうなれば有能美人秘書系だ。

でも、このブルガリアの真っ白ちゃんは・・・ちょっと違う、かも。

「凍っているね」といったのは、@オーナー@だ。
それでなんとなく納得がいったりする。
ちょうど『ナルニア国物語』に出てくる「100年の冬」の状態。そんな感じなのだ。黒い大地も、緑の森も、青い湖や川さえも雪と氷に覆われた真っ白い世界。
その中で沈黙を守り続けているのが・・・・アスランの仲間達。

アスランを敬い、アダムとエバの子供達が訪れることを信じ、凍らされても、心は春のように温かく、夏のように力強いナルニアの住人たち。なんか、映画で見た、白い魔女に凍らされた彼らの姿を連想してしまった。

・・・ってことを考えると、このブルガリアちゃんは「臥薪嘗胆」系、なのかな?
でも辛く苦しいからこそ、私たちはもっともっと強くなれるのだから、春が訪れたら走り始めなきゃ!といっているような静の中の動を見ているような感じのする石だと思った。