雀が1羽・・・2羽?

根付の話である。

池袋ショーのときに、シトリンで「Pedro氏に根付を作ってもらおう」ということになったのは、このBlogでも書いたし、その後Pedro氏から「絵がないと作れないよ」ということで、もう一度、デザインを考え直すことにしたことも書いた(・・・と思う)。

それから、デザイン(モチーフ)を考えて、「コレにしよう」とまで決めたのはいいのだけれど、@オーナー@に「決めたよ」って話したら、「Pedroに、メールでデザインを送っといて」と言われたので、ちょっと考えてしまった。
いや、別に英語のメールがめんどくさい、というわけではないのだけれどね。(図星)

ただ、15日には、日本に来るって行っていたし〜、わざわざメール送るより、本人に会ったら渡すかぁ〜と思っていたのと、2つほどデザインで決めかねているのがあって、それを見てもらおうと思っていたので、メールでデザインを送ることはしなかった。

それから。
昨日、Pedro氏が店に来たので(ツーソンへ行く準備です)、根付のデザインの話をさせてもらった。

で、第一候補の、○○○(内緒)を見せる。
「これを〜、作って欲しいんだけどな〜」
でも、ちょっと細かいデザインなんだよね。作れるかなぁ?と思っていたら、Pedro氏が
「これ、穴を開けるの?」と聞いてきた、

「「そりゃあ、根付だもん」」と@オーナー@と私。
根付に穴開けないでどうすんねん。でも、どうやら、アイボリーとかじゃないから、穴開けることが難しいらしい。
やっぱりクォーツは難しいかな。でもアイボリーやアンバーだと、コストがかかるんだよねぇ・・・。

とりあえず、穴を開けることは、やってみないとわからないということで、置いといて。

「あと〜、○○○だと細工が細かくて難しいかもしれないから、第二候補・・・」
といって、私が見せたデザインは、「福来雀」。
ぷっくりとした、雀の姿は見た目も可愛いし、根付のモチーフとしても定番だ。
細工も難しくない。
Pedro氏も、雀を作ること自体は難しくないようで、「ダイジョウブだよ」といってくれた。
そして。
「@oku@は、シトリンでどっちを作って欲しいの?」
・・・えー、そりゃあ、第一候補は○○○なんだよね〜、そっちがいいなぁ・・・と、@オーナー@にも伝え、@オーナー@もシトリンだもんね、○○○の方が似合うよね、といってくれたのだが。

「じゃあ、2個作れば?」
と、Pedro氏。2個って2個ですか!? 私に○○○と雀の2種類作れと!?(もちろん、お金がその分かかる)
うん、そうしようよ、Pedro氏が「雀はヘミモファイトで」と言ったときは、@オーナー@と私で、即効「却下」。
ヘミモルファイトなんて脆い石で、根付なんて作っても使えない。やっぱり瑪瑙かクォーツじゃないと。
・・・ということで、ジラソルで雀を作ることに。(作るのか・・・)

そのジラソルで、いろいろ。
「コレくらい大きな石でつくろうよ」というPedro氏。
確かにカーヴィングすると、石はかなり小さくなる。小さくなるということは知っているが、彼が手にしているジラソルのタンブルはちと大きい。
「これにしよう」と@オーナー@が手に取ったのは、小さめのタンブル。私もコレがいいなーと思ったが。
「これじゃあ、小さいのができちゃうよ」とPedro氏。
いいんです、小さくって・・・根付なんだから!!

そもそも、かつて「カーヴィングしたら、石は小さくなるから」といわれて、渡したオブシディアンのペンダントは、私の想像をはるかに超えて大きな状態で仕上がってきたという、恐ろしい過去がある。
今回はその二の舞を踏みたくはない・・・のだけれど、Pedro氏はどうしても、小さなタンブルでは〜、と納得がいかないようだ。

結局。
じゃあ、小さい方で作ってみて、小さすぎたら大きいタンブルで作るね
ということに。
シトリンで○○○を1個と、ジラソルで雀が2羽
全部出来上がることになったら売ろう・・・・と心に誓った(でないと、私は工賃がかかりすぎて破産する)。



その後。3人で店を閉めて帰ったのだけれど。
昨日は、横浜も雪でした。
当然、とっても寒い。
フツー、こーゆー日って、温かい、お蕎麦とか鍋焼きうどんとか食べたくなりますよね?
なのに。
「今日はサンドイッチが食べたいな〜」
と、Pedro氏は足早に帰っていきました。
寒い日にサンドイッチ? 
なぜ・・・・?