池袋ショー最終日

最終日の出だしはいつも人の入りは少ない。
なので、ちょっとだけ他のブースを見てきました・・・と、言っても、いつもルースを買っているスリランカ人のところくらいなのですが。

結果としては・・・カットの良いのが既になく、買いませんでした。いつも石のクォリティは素晴らしいブースで、今回も石自体は良いのですが、随分買われてしまったようで、最終日にはさほどの石は残っていませんでした。そういえば、今回はいつも以上にけっこう宝飾関係の人々が会場内をウロウロしていたし、出遅れた私が悪いということで。

本当は今回の目的はもうひとつあって、「ペリドットのルースを買いたい」というのがありました。上記のスリランカ人のところはコランダムなので、他のブースをチラリと見たけれど、これというのもなく。
それと、最終日にはPedro氏のカーヴィングで、リビアンガラスのスカラベ(私物)を持ってきていて、このスカラベに似合う脇石を探してペンダントを作りたかったのですが・・・良いのがやっぱりなく、断念。

なんか思ったルースがないなぁ・・・(涙)
ちなみに「綺麗で欲しいかも」というルースはあったのですが、今回は散財するわけに行かないので買いませんでした。
ちなみに@hida@ちゃんは、かなり散財した模様(笑)。

で、結局「ルースがない」と自分のブースへ戻ってきた(・・・原石とか会場全体は見回っていない。そんな時間も暇もないし)私は、ふとマダガスカル産シトリンのタンブルを眺める。

今回、土曜日にアルバイトさんが手伝ってくれたわけなんだけれど、彼女が「Pedroさんは、根付って作らないの?」と言ったことを思い出した。
根付って私は持っていないけれど、欧米でもコレクターっているし、日本人の若い人もちょっとしたポイントに持っている人もいると聞く。
私の根付観って、神社とか土産物屋にある、というくらいなんだけれど(コラコラ)、ちゃんとしたものって、柘植でできていたり、象牙だったり、ヒスイだったりって色々あるよねぇ。

で、聞いてみた。
「Pedro氏って、根付作らないんですか?」
「・・・作って、といったことはあるけれど、作ったことはないねぇ」
「根付を知らない、ってことはないですよね?」
「それは知っていると思うけれど」

じゃあ、作らせてみようと思い、マダガスカル産シトリンのタンブルを手にとって「じゃあ、このシトリンで私に根付作ってもらってください」とオーダー・メイド。

ただ「モチーフ何にする?」という時点で、ちょっと思案。
特にこのモチーフっていうのはないしねぇ・・・

「根付のモチーフって独特だよね?」と@オーナー@。
まあ、十二支とか打ち出の小槌とか・・・最初、私は丑年なので、「牛は?」と言ったのだけれど、「Pedroの作る牛はリアルでコワクなるかもよ?」といわれたので、却下。
「じゃあ、小判」と@オーナー@はいうけれど、なんでPedro氏に小判なんぞ彫ってもらわなきゃいけないのさっ!と、私が却下。
「じゃあ、猫に小判
・・・@オーナー@、なんか私に言いたいことがあるのか?(怒)

他にも「金運で蛇」とか「三猿」とか考えたのだけれど、結局、「猫」になりそう。
「できあがったものに、文句言わない」ということを条件に、彫ってもらうことになりました。出来上がるのは半年後くらい。ちょっとした楽しみができました。