幸福の種を探そう

今日、出勤してふと思ったのは、「そーいや、明日から12月なんだなぁ」だった。
早いもので、もう年末だよ、年末。1年が早く過ぎ去るなんて・・・アタシもトシをとったものだねぇ・・・はああ。(ため息)

まあ、私の年齢は思いっきり他所に置いておいて。
もうすぐ「いて座の新月」なんだよね〜。普段、新月当日かもしくは1日くらい過ぎてから「あ、新月だ」と気がつくことが多かった昨今だったが、今回の「いて座」に関しては気付きが早い。
月曜日に徹底的に部屋の掃除をした際に、「さそり座の新月」で作ったグリッドを撤去してしまったことは・・・たぶん大いに関係だあると思う。
いつも石を並べているところに石がないのは寂しいものだ。

でも今更またさそり座の新月グリッドを作るのも、個人的にどうかと思うので、次の「いて座の新月」グリッドをどうしようかな?と考えることにした。
いて座のテーマは「幸福の探索」。

使う石はすぐに決まった。
ラピスラズリとガーネットかな。
あの夜空のような紺青の石に、炎のようなガーネット。この石を散りばめてグリッドを作ったら美しいだろう。

ラピスラズリもガーネットも私の好きな石だ。
特にガーネットはルース・コレクションしている。でもちょっと原石も欲しいなぁ、と思い、店内を眺める。
店内にはオニギリの様なガーネットの原石やら、角砂糖大のやらいろいろある。光にかざすと赤々と石炭のように光るのが美しい。

よくパワーストーン的な意味合いで「闇に光を与える石」というのがある。それはムーンストーンであったり、ラブラドライトであったり、ハーキマー・ダイヤモンドであったりと、人や状況によってそれぞれだろうけれど、私にとって「闇に光を与える石」は断然アルマンダイト・ガーネットだろう。
ノアの箱舟カンテラの炎の代わりにガーネットを使ったという伝説の通り、闇の深いこの時期にあって、力強く焔色を魅せるこの石は、オブシディアンと一緒に使っても楽しいかもと思う・・・のは、たぶんオブシディアン大好き人間だから、かも。(笑)


そんな風にロシア産や中国、タンザニアといったガーネットをフフフンと手にとって眺めていたが、あれ?と思った。
ガーネットやラピスラズリを散りばめてグリッドを作るのはいいけれど、なんとなくグリッドのメインの石じゃないような気がする・・・

そこでもう一度、いて座のテーマを考える。「幸福の探索」ねぇ。
「幸せ」ってなんだろうねぇ
私にとって、最近思う幸せは、「日常に見る風景などを美しいと思うこと」だと思っている。イチョウの葉が金色で美しい。空が高く空気が澄んできて美しい。オリオン座の瞬きが美しい・・・という、別になんてことのない日常を平凡だけれど、健康で平和に過ごせることがやっぱり幸せなんだろうなぁ・・・というのが正直な気持ちだ。
「自然と繋がること」もいて座のテーマのひとつだから、あながち自分の気持ちは間違っていないだろう。

ところが、何となくガーネットもラピスラズリも、幸福を探索するために必要な道具であっても、私の幸福のシンボルではないような気がする・・・なんとなく、なんだけれど。

幸福のシンボル・・・ようは幸福の種。
まだもうちょっと新月までに時間があるから、幸福の種になるような石を、明日も店でちょっくら探してみようかな?

それにしても・・・幸福ってなんだろうねぇ・・・?