スピリチュアルの嫌いと好き。

スピリチュアルは大っ嫌いだ。目の前で「天使が〜」とか「私、すごく(霊感が強くて)感じやすいんです〜」とか言われてしまうと「・・・・で?だから?」という内心、突っ込みをいれていることを、一部の方々はよぉぉくご存知のはずである。

別に幽霊が見えようが、天使とお話できようが、それはそれで全然ノー・プロブレムなのである。ただ、私から言わせてもらえれば「私、英検1級なんです」というレベルと一緒のこと。別に言うほどのものではないだろうと思う。

例えば、その英検1級。持っているだけでは何の役にもたたない。「でもー、私英検1級持っているから〜、私にふさわしい仕事をしたいんですよね〜、だからいまは仕事する気なくって」とよくわからん理由で仕事もせず、家事手伝いもせず、フラフラしつつ、やっぱりわけわからんプライド(「私は英検1級持っていてスゴイ」)を持たれていると、私としては「あっち行け」と思う。

なんとなく「スピリチュアル」とか「精神世界」とかいう言葉は私の中で、そーゆー現実逃避的な、地に足がついていない状態を強く連想させ、またかつそーゆー人間を見ると途端に気分が(&機嫌も)悪くなるのだ。



でも実は、本当は好きなんだよね。スピリチュアルとかオカルトとか、宗教とか神話とか伝説とか。

子供の頃からタロット・カードは大好き。心霊写真も大好き。エドガー・ケイシーも好きだったし、クロウリーや『黄金の夜明け』も好きだった。小学生の頃、ヘルメス文書や、『サイの戦場』とかフロイトとか図書館でよく読んでいて・・・ちんぷんかんぷんだったけれど、何度も何度も読んでいた。アトランティスってなんだろう?と思ったら、プラトンの本読んだり(やっぱりよくわからんかったが)。

宗教建築物や、宗教画、神仏の像も好き。なぜ、人間は視えない存在に情熱を傾け、長い時間と労力を割いて素晴らしいものを作るのか?神とはなにか?それらを考えることも好き。

うーーん?スピリチュアルねぇ。嫌いなのかな?好きなのかな?
自分でも矛盾は感じるのだけれど、どうしようもない。

たぶん現在あるいは現実を見ない、あるいは否定して、「スピリチュアル」という名前の「妄想」「ファンタジー」の中に生きている人間や出版物が嫌いなんだよね。

別にpundarikaさんとか@hida@ちゃんとかを初めとする何人かは、スピリチュアルだと思うけれど、嫌いじゃないし、好きだし。

あとワーカーさんじゃなくても、自分は過去世でアトランティスに生きていたと言い、真剣に現世で自分自身が生きている意味を問い、一生懸命生きているK女史も好きだ。@hida@ちゃんのお客様だからあまりお話したことないのだけれど、「私、アトランティスで巫女してて〜。だから〜」とは決して言わずに、『過去世は過去世、現世は現世』とちゃんとわけて生きてらっしゃるから、素敵だな、とも思うのだ。

もう一度言っておくけれど、幽霊が見えたっていいし、宇宙人とお話ができてもかまわない。私も天使や妖精はいてもいいと思っているし、いれば楽しいかもと思っている。でも、私は人間で、生きていて・・・ファンタジーの世界では生きていけないのだ。私たちは神でも天使でも妖精でもないのだから。

・・・と、まあ、長々と私のスピリチュアルの好き嫌いを書いたけれど、一体これがなんなのか・・・というと、21日(月)に受けた「占星術」に大きくかかわっていくのだ。ちょっとびっくり。