oku、トラップにひっかかる

tarosource2005-11-11

今回のミュンヘン・ショーで、「私、コレ欲しかったの〜v 買ってきてくれてありがとう!」というものがあります。
それがピンク・ファイア・クォーツ

以前からいろいろなwebサイトを見ていて気になっていたのだが、あるお客様がペンダントにこの石をつけていらっしゃったのを見て、もう目は釘付けでした。
ちょっと動くたびに、キラッ、キラッとピンクの輝きが煌いて・・・かっこいい!!

私も絶対欲しいな〜。と思っていたのが、今回(偶然)入荷したというわけです。(サン・マリーのときのパライバ・クォーツみたいな感じでですね)

さてさて。このピンク・ファイア・クォーツ。この輝きがけっこう謎で。ゲーサイトという説と、ヘマタイトという説と、アベンチュリンという説、コベライトいう説と様々・・・ちなみに@オーナー@はコベライト、と聞いてきました。
鉱山主は1人しかいないのに、そこから海外の卸業者数社に渡って、それから日本に来て・・・このバラツキはなに?まるで伝言ゲーム。でも、本当にこんなことってけっこう頻繁かも。そもそも言葉の壁って大きいと思いますよね。でも、コベライトで正解だと思いますよvv

そんなこんなの、ピンク・ファイア・クォーツ。今日値段が付いてビックリ!!
「こ、これ!値段つけ間違えていませんか!?」
そう、自分がwebで見ていたものより・・・高い。でも、@オーナー@は「間違えてないよ〜」と返答。
思わず石の伝票見てしまいましたよ。でも、別に店でぼったくっているわけではありませんでした(笑)。(だって、私だって欲しいんだもんっ!高かったら困るじゃないか!!)

それにしても、なんで高いの〜!?うっそーー!?と思っていたけれど、その答えは程なくしてから出た。
「ファセット・カットの石を買ってきたのか・・・」

いままで私がwebでいろいろと眺めていたのは、カボション・カット。
今回、店が仕入れてきたのは(ほとんどが)バフトップカット。
当然、カボション・カットの方が、安い。一般的に良い質の透明石をファセットカットにし、あまり良質ではないものはカボションにしていく。

そのあたりのことは、明日UPするピンク・ファイア・クォーツのページに長々と書いているので、今日は割愛けれど、私はこの事実にようやっと気付いてがっくりきた。
「なぜ、すぐ気が付かない・・・私としたことが orz」
ルース好きにもかかわらず、この当然の事実に気が付かないなんて・・・。
一方はwebでカボションを見て、もう一方はファセットカットの実物を見て・・・とそれぞれの環境が違うから、気付かなくても・・・というのもあるけれど、普段の自分であれば当然、「お金を出してでも美しいカットのルースを持ってこそ、ルースの価値がある」というポリシーで動いているから、騒がないのにさ・・・・orz

もちろん、上のポリシーは私個人のポリシーであって、他の人がどうこうというわけではない。カボションにはカボションの良さがあるし、カボションが好きという方もいらっしゃるだろう。また、カットがなんであれ、とにかく安く石を手に入れたい、という人もいらっしゃるはず。それはそれで、いいと思う。
今日の自分の問題は、自分がどこのポジションに立って、自分が何に価値を見出すのかと言うことを、目先に捕らわれて見失い、騒いでしまったということなのだ。明日からいよいよミュンヘン売出し。周囲に振り回されず、「自分の石」というものを皆様と一緒に私自身も、見極めて行きたいと思っています。m(_ _)m

でもこのピンク・ファイア・クォーツ。@hida@ちゃんが見た瞬間、「ジャニーズの追っかけ石」と言い切った石で、それくらい年甲斐もなくミーハーにはしゃいでしまう恐ろしい石なのよね・・・。だいじょうぶかな?