菊の節句

「@hida@ちゃーんっ、どーしよー! 今日は9月9日だよ〜っ!!」
と、騒いだのは今日の夕方。
9月9日だということは、最初から知っていたはず・・・なのだが、
「・・・・忘れてた」
@hida@ちゃんもポツリと呟く。

そう、今日、9月9日は重陽節句。別名、「菊の節句」だ。

重陽」というのは、古代中国の考え方からくるもので、奇数を聖数とし、陰陽の「陽」と考え、0〜9の中で最も大きな奇数「9」が重なる9月9日を「重陽節句」としていたのですね。

旧暦だと10月くらいだから、ちょうど菊の季節。だから別名「菊の節句」。

この日はいろいろな行事があったけれど、中国では菊の香りを移した酒を飲んで延命長寿を願ったり、平安貴族は菊についた朝露で身体を撫でて邪気を祓ったりという儀式が行われていた、ということ。

ようはこれってフラワー・エッセンス。

初めてフラワー・エッセンスに出会ったのは、もうずいぶん前で、最初に教えてくれたのはやはり@オーナー@(そのころは石屋の店員じゃぁなかったけどね)。

バッチを見せて、「これはね、フラワー・エッセンスといって、花のエネルギーを水に転写したものなの」と言われた。

・・・エネルギー?
水に転写?
なんじゃ、そりゃ?

とも思ったが、基本的に素直(・・・オイオイ)なので、私も試してみた。
最初に買ったのは、バッチので「失敗してもおちこまないようにする」エッセンスだったような・・・気がする。

現在でも、本当にフラワーエッセンスが、「エネルギー」を「水に転写」しているのか疑問に思うところは正直あるのだけれど、このとき使ってみて気分転換にすごくなった。

失敗して、チョン、と飲んで。
クヨクヨして、チョコッと飲んで。

「気分転換完了、頑張ろう」と思ったのが良かったのか、次のことにすんなりと移れてスッキリ。
ああ、これっていいかも。と思ったものだ。


それから数年後。店も今ある場所に移転し、しばらくぶりに訪れてみると、変なものがあった。
「なにこれ?」と聞くと、@hida@ちゃんが登場し(←そう、これが彼女の存在を「認識した」初めての出会いだったのだ)、フラワーエッセンスであるということを説明してくれた。

「実は、これでパートナーができたんだ〜」と言ったのが、@オーナー@。
・・・・ほぉぉぉぉ。そいつぁ、知らなかった。
そこで私が何を思ったのかは、@オーナー@のプライベートに関わることなのでやめておく(笑)。

そのとき飲んだのが、パシフィック社のバランサー・エッセンス。
陰陽のバランスを整える、というものなのだが、これで私は以前の会社から今の店の仕事に転職したような・・・気がする。

その後も、たまに幾種類かのフラワー・エッセンスを飲んだのだけれど、そのたびにあんなことや、こんなことや、と面白いことが起こるので、「よくわからんが面白いものだ」と思っている。


エネルギー云々・・・というよりは、「飲む」という行為によって、いま抱えているものに対して、集中的にフォーカスできるから、「答えが出る」と言う気が私はする。

だから「お願い、私をなんとかして〜」というだけの人には、まったくきかないと思う。「なんとかって、なんだよ。わからないよ」ということなんだと思う。
あとは、あんまり固執しすぎないで、気楽に楽しく、なんだろうねとも。

その一方で。
「やっぱり、フラワー・エッセンスって『エネルギー』とか『転写』とかいっちゃって、アヤシイ・・・」
とはずっと思っていた。
良いとは思うのだけど、自分の中で何かが納得できない・・・と思っていた矢先、調べモノをしていて登場したのが、「菊の節句」。

菊の朝露で・・・云々。というくだりを読んだときに、「ああ、フラワー・エッセンスって、昔からこういう風に、自然と使われていたことなんだ」と納得した。
どうしても、変に「エネルギー」と言う言葉に拒絶反応が出てしまう(スピリチュアルPTSDだから)のだけれど、逆にこういったわかりやすい説明だと、すごくすんなりと認識できてしまう。

それから、店では@hida@ちゃんと2人で、9月9日は「菊の節句」=「フラワー・エッセンス・デー」として、店で企画して売っていたのに・・・しまった。忘れてた。(コラコラ)


「まあ、仕方ないよね。旧暦でいこう」と@hida@ちゃんはあっさり、変更。
まあ、確かに旧暦の方が、菊の季節だから都合が良いけれどさ・・・。
そういうわけで、今年の9月9日は店で企画をするわけではなくて、個人的にフラワーエッセンスを飲むことに。
フラワー・エッセンスを持っている方は、ちょっくら今日、飲んでみるのもいいかもしれませんよ。