オーシャン・ジャスパー

tarosource2005-07-27

話はサン・マリー・ショーへ@オーナー@が旅立つ前のことになる。
海外へ出張のときは、いつも私と@hida@ちゃんで「買ってきて欲しい石リスト」を作ります。
私は、店内で欠品してしまったものをアレコレ思い出します。
「ジラソルの大きめのタンブルでしょー、マダガスカル産のカーネリアンでしょー、シトリンでしょー・・・」
ショーは運もあるから、必ず仕入れられるとは限らないけれど、とりあえず書き連ねます。

@hida@ちゃんもアレコレ書きます。

「あとー。マダガスカル産のオーシャン・ジャスパー

「お、オーシャン・ジャスパー!? いるの? それ!?」
私はビックリ。あれって、あんまり可愛くないんだよねー。

一方で@hida@ちゃんは、「え?」という顔。
「いらない?」
「だって、店頭の常時品じゃないし。お客様からのご要望が多いの?」
「ううん。別に」
「じゃあ、なんで?」
「うーーーーん。なんとなく」

ま、なければ仕入れられないんだからさ、と@hida@ちゃんは「オーシャン・ジャスパー」とリストに書き加えました。

そして。

「・・・・・・・・・・やっぱり、可愛くない」
サン・マリーの売り出し日から数日後。やっとあの恐怖のHP製作から離れられて、店頭でちょっと休憩。いろいろと新しい商品を見ている中で見つけたのが、オーシャン・ジャスパー。(上の写真参照。↑)

水玉模様と呼ぶには、あまりにもグロテスクな印象を受ける、まだらのボツボツ模様。ウミウシをより気持ち悪くした感じで、まことに可愛くない。憮然として「可愛くない」と言った私に、@hida@ちゃんは首を傾げる。

「そーかなー?」
「この模様の、石のどこが可愛いとでも?」
「うーん。可愛いとは思わないけれど、なんか気になるんだよねー。こーゆー宇宙人の襲来系が」

・・・やっぱり。(ガックリ)
@hida@ちゃんの好きな(?)、変な、一見不気味な水玉模様・・・これを「宇宙人の襲来」系、と店では呼ぶ。
もちろん、命名は@hida@ちゃんだ。

えーーーん、宇宙人の襲来系オーシャン・ジャスパーなんて〜〜〜っ!!
私は嫌だーーーーっ!!!

と、思っていたが、@hida@ちゃんは、ふふふーんとご満悦の様子で、「太古の海のエッセンスを中に秘めるオーシャン・ジャスパー」という内容のポップを書いて楽しんでいた・・・。(涙)


それからしばらく経って。20日。サン・マリー・ショー第2段。
この日は水曜日なので、@hida@ちゃんはお休み。
私と@オーナー@がいました。

「・・・おや?」
店頭のオーシャン・ジャスパーたちを見ると、いつもとちょっと違う。
ちょっと・・・普通に可愛い。
あれ?

「ああ、可愛いのを出したから」
と言ったのは@オーナー@だった。
「@hida@ちゃん、可愛いのもあるのに、気持ち悪いのしか店頭に出さないんだもの
「宇宙人の襲来系?」
「そーそー。それ」

やっぱり、@オーナー@もあまりに宇宙人の襲来系しか出さなかった、オーシャン・ジャスパーに怯んだらしく、他のを出してきたらしい。

「・・・・って、他にもあったんだ? 可愛いのが!?」
(HPにかかりきりだと、他に何があるのかわからなくなってくる。いまは、大丈夫です。隠されていなければ)
だったら、バランス良く出してくれ〜〜!!

と思った私は、決して間違いではないと思う。

それからちょっと間があって、「獅子座の新月に願う石」に@hida@ちゃんは、オーシャン・ジャスパーを出してきた。
「・・・・・好きなんだね」
「っていうか、気になるんだよね

獅子座生まれの彼女には、この石たちに強烈な何かを感じるに違いない。
それとも、かつて宇宙人の襲来にあって、他の惑星(キノコ型カルサイト星人?)から地球へ逃げてきたという過去世があるのかもしれない・・・と、強く思ったのだった・・・。

*注:「獅子座の新月に願う石」のオーシャン・ジャスパーは「宇宙人の襲来系」ではありません。襲来されても困るし(笑)