海を想う石・3

tarosource2005-06-08

なんかブログっていいなー、と思うここ数日である。とことん個人的なネタで、海がどーとかダイビングがあーとか内臓脂肪がデロデロデロ〜とか書いてもOKなのだから、ちょっと嬉しい。店のHPには書けません。(苦笑)

私はダイビングは好きだが貧乏人なので、そうしょっちゅうは潜りに行かれない。外国もサイパンしか潜ったことない。基本は東伊豆の海である。

そんな伊豆の海に似ているなーと思うのが、このバイカル産のアイオライト
ロシアのバイカルって・・・淡水湖で、三日月形していて、アザラシが有名だよなー・・・と思ってWikipediaで調べたら、世界遺産だった・・・(恥)。まあ、とりあえず、そんなところが産地の透明感のある磨き石だ。

この薄暗いブルーも素敵だが、海草のようなインクルージョンも素敵。
伊豆の海って、さんご礁のようには明るくはない。砂が白くないから、といわれたことがあるけれど、さんご礁の海でしか潜ったことのない人は、その薄暗い海に閉塞感を覚えてパニックになる人もいるらしい。
でも、私にとっては身近な海であり、アイオライトは親しみのある海の色だ。

薄暗い海の中には、それはそれで魅力が満載だ。
透明度が良すぎると、注意力が散漫になるから、ちょうど良い。このくらいだと、今自分が水深何メートルのどこにいるかとか、魚を注意深く探さないと、見つけられない。
そういえば、アイオライトって、バイキング達の羅針盤の代わりをつとめたという伝説もある石。そう考えるとアイオライトは、自分にとって「スタンバイ」や「バランス」を教えてくれる石なのかも。
「今なにをしなくてはならないのか?」「なにをするべきなのか?」あまりこの言葉に縛られてしまうと、私たちは日々を楽しめなくなってしまう。
海の中も同じ。せっかくダイビングをしにきているのに、ドキドキしすぎたら、それはそれで余計な事故を招く。でも、やっぱり注意をすることは必要。

陸の上でも同様かも。「本当の自分を」とか「心の解放」は必要だけど、やっぱり周囲との状況、バランスも必要だし。

・・・って、ことを考えていたら、ますますに海に行きたくなってしまった。
なまじ、親しみのある海だけに、リアルにその海の中の地図が浮かび上がってきてしまう。(涙)

1人で、伊豆に行ってこよーかなー。

(T05-050:バイカル産アイオライト 2.3×2.3×0.3cm 5900円)