仏旅行1日目・パリ→ジベルニー→ルーアン

tarosource2007-09-01


前日、チューリッヒ経由でパリにやってきた私たちが窓から見た最初の風景は、眼下の環状道路と、セーヌ川だった。


外に出るとひんやりと肌寒い。1〜2ヶ月弱、フランスの秋は早いという感じ。
はっきり言って、夏の服+ウィンドブレーカーしかもって行かなかった私は・・・・うーん、正直いって「寒い」というほどではなかったけれど、もうちょっと服装を考えればよかったな、と思った。

この日は、パリ観光。バスに乗って・・・あ、ちなみに私たちが利用したのはツアーです。HISさんの「北フランス、ノルマンディー地方周遊8日間の旅」っいうやつ(注:正式ツアー名称ではありませぬ)。

初・ヨーロッパ、初フランスの私にとって、あの町並みは「すっごーーーーい」の一言でした。なんであんな、建物がずぅぅっと昔から建っていてそのままなんだろう〜?うっわーメルヘンな世界だ〜!!と、観光客丸出し状態で窓から通り過ぎていく、ノートルダム大聖堂や数々の教会、数々の美術館を・・・・ああ、歩き回りたいっ!!

・・・とまあ、地団駄踏みながらも、私を乗せたバスは無常にも通り過ぎて・・・コンコルド広場をぐるっと周って車窓から説明し、シャンゼリゼ通りをバスで通り過ぎ凱旋門を通り過ぎて・・・なんと、予定にはなかった、エッフェル塔を見下ろすベスト・ポジションへ!!

今回のツアー全般にいえるのだけれど、人が少なかった。美術館も教会も。特にこの日はパリの街全体が静かだった。
どうやら、2ヶ月に及ぶフランス人のバカンス・シーズンが終わり、皆、帰ってきて、この9月1日の土曜日の午前中は家で静かに朝寝坊するわ・・・・という状態らしい。
だから特にこの9月1日はフランス人をあまり見かけず、よってこの後行く、ルーブル美術館も閑散としていたので、スリにあうこともなかった。(笑)

また、観光客の方も、ちょうど夏休みが終わったばかり、とはいえ旅行代金値下げのシーズンでもない・・・というこの日程は、来たがらないらしい。私たちのツアーも、私と連れを合わせて総勢8名という少なさだった。

と、いうことで、意外と旅行シーズンとして、9月1日はお勧めなのかも。こうして、道が空いているという理由でエッフェル塔にも来れたしね。

話は戻って。エッフェル塔をベストに見ることができるその場所で、私たちはバスから降りて写真撮影。
うーーん、ものすごく観光客!!っていう感じで、べたで楽しいぞ。ちなみに、私は東京タワーには昇ったことはございません(近くを車で通り過ぎることはあるんだけれどね〜)。

10分ほど、エッフェル塔を見た後、バスへ乗り込む。そして、本日のメインイベント!ルーブル美術館へ!!

わぁ〜い、美術館だ〜!!(美術館好き)
・・・と喜んだのもつかの間、団体客用の超超超ショートカット見学コースで、見たのはほんのわずかでした・・・。(がびーん)
まあ、ツアーだからねぇ〜、それにルーブルじゃ1日かけても見終わらない・・・でももうちょっと見たかったなぁ。
ただ、先年大ヒットし、映画化もされた「ダ・ヴィンチ・コード」を意識して、室内にある逆三角形のガラスのピラミッド(『ダ・ヴィンチ・コード』では、マグダラのマリアの棺が眠っているとされている)他、「モナ・リザ」、「岩窟の聖母」などを観ることができ、まあまあ満足。(ミーハーなので・・・)

その後、お決まりの免税店に連れて行かれ・・・でもあまりのしょぼさに、私たちも他のツアー客も早々に免税店を抜けだし、目の前のルーブル美術館に。(おい)
美術館内には入らなかったけれど、屋外のガラスのピラミッドを観る。(そして写真を撮った)
うーーん、「ルーブル観ました」というよりも、「『ダ・ヴィンチ・コード』の世界に触れた」感じだったかな。

そして、再びバスに乗り・・・・と思ったら、ななななーーんと、ラーメン屋さんが!!
札幌ラーメン屋「ヒグマ」!!
このときは、笑いながら写真を撮っただけなのですが、最終日のパリ自由行動の日の昼はここになるのでした・・・(笑)


そしてツアーバスはパリから、画家モネが晩年住んだというジベルニーの街へ向かうのだった・・・・

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パリから1時間ほど(?道がとても空いていた)でジベルニーに到着。
『睡蓮』で有名な画家モネは広大な敷地に日本風庭園を作り、そして道路を隔てて、花々が咲き乱れる花園、アトリエ(現在は土産物屋)、生活する自宅があり、若いころは貧乏だったらしいけれど、晩年はよかったわね〜という感じだった。
でも、日本風庭園は素敵でしたね。あくまでも西欧人が想像したジャポニズムという感じが、日本人の私からすると逆に西洋風を強く感じたりして。
睡蓮もちょうど見ごろで、黄色や赤といった色合いが艶やか。

花の季節としても、この時期はちょうどよかったかも。
でもアジサイがあって、コスモスも咲いているのだから、日本の季節感に当てはめると、ちょっと「??」。(笑)

モネの家の中は、浮世絵(本物なのだ)コレクションが勢ぞろいしていて、やはりちょっと不思議。日本人はふつー浮世絵を飾らないよねぇ・・・
家の内部は、時代的にも元町に建っている洋館と似ている造り。ちょっとエリスマン邸や、山手234番館を思い出していました。

このモネの家では、花に癒された感じ。花がたくさん咲いている時期に来れてよかったなぁ〜。


その後、バスが待っている駐車場へ移動する途中、アイスクリーム屋さんがあった。そこでアイスを購入。味はフツーだったけれど、3ユーロだなんて、日本円で400円近くするんだ〜!ちょっと高すぎ〜!!
でも、まあ、観光地だからよしとしよう・・・とブツクサ自分自身に言いながら、バスに乗り、今度はルーアンへ向かったのでした・・・・