「浄化をする」ということ

店では、お客様が買われた石をセージで浄化しています。
通販の場合もそう。送るときに焚いて燻して送ります。
何となく何だけれど、石を新しいご主人様たちの元へお渡しするときは「達者でな〜っ!」という感じ。なんか変にナゾナゾ・パワーなんて逆に気持ち悪くて、入れれるはずも無いが、入れるつもりもこれっぽちさえ無いのだが、なーんにも無言、無感動なのも、石に対して失礼?とも思っているので、フツーに「キミの魅力をわかってくれる人がいてよかったねぇ。良かった良かったv」と思いながら浄化をしたりしている。


さて。私自身は普段私物の石に対して「石の浄化」をしているかというと。
買うときに店でセージを焚きますが、その後・・・
していません。(キッパリ)

確かに何年も前、初めて「石を浄化する」ということを知ったときはやったことがあったが、いまはやっていません。
だって、セージとかお香とか焚くと、母に怒られるし。太郎に「臭い」という顔されて、部屋に近寄ってもらえなくなるし。香水はOKなのですが、アロマも家族中に嫌われます。
塩や土、水は鉱物が傷む可能性があるので、やりません。

「浄化」って人それぞれだから、どーゆー頻度でやってもかまわないのですが、私自身は石に「お願い、助けて」的に頼るということはないし、「石が疲れている」というのは石ではなくて自分自身が疲れているということだと思っているから、自分自身の心身を鍛えればいいじゃん?という考え方。
ただ、これは石を他人に触らせることが無いからだとは思いますが。もし、ワークのような不特定多数の他人に触らせるようだったら、浄化するだろうな、と思う。自分自身の心身の健康の問題ではないから。でも、自分の石って直接見せないし。触らせないし。
昨年は珍しく、ナゾナゾ君退治にオブシディアンたちを使ったけれど、あれは「一緒にぶっ潰すぜっ!イエーイ!!」っていう感じでワークした後、「サンキューv」ってお礼は言ったかな。だから言ってみれば「サンキュー」って感謝を言うことが「浄化」といえば浄化。
そんなもんかな。

なんでこんなことを書いているかというと、いやぁ・・・客商売をしていると、いろいろな方がいるんですよ、という話。
随分昔に質問されたところでは、「買った石(なんの石だかは忘れました・・・)は、食器洗い用洗剤で、洗えますか?」という話。これには驚いたが、さらに驚いた話では、「キッチンハイターで浄化する人もいるって聞きましたよ」ということ。
これにはものすごく驚いた。それは浄化ではないと思うんだよね・・・。どっちかというと、クレンジング? クリーニング? でも鉱物は傷むと思うよ、それ。
塩や土だって、鉱物が傷む原因だと思っているのに、キッチンハイターはマズイでしょう。漂白剤を素手でジャブジャブとつかる人間はいないですよねぇ・・・? 私は面倒くさがりだから、キッチンハイターやカビキラーを扱うときに、ついつい素手で使ってしまうけれど、当然手アレはするもんね。それを鉱物にはしないで下さい、というのが私の意見。

そうそう、クラスターの上に石を乗せて浄化、というのも個人的にはビミョー。
これもものすごく昔の話だけれど、店でとても綺麗な○万円のブルガリアクラスターに、持参してきた大きなクリソコラの玉を乗せようとしたときは、「商品が傷むのでご遠慮ください」と言わせていただきました(せめて買ってからにしてくれ)。
私的にはせっかく美しいクラスターがただの物置になっていまうのは、忍びないというところ。

石も好きだけれど、ナゾナゾ君も好き(or関心がある)。

というからには、もうちょっと「石が傷まないように」という関心を持ってほしいなぁ・・・。(でないといきなり、お店に来店されて「なんにもしていないのに、石が割れたんです!」という話になると思うのよね。
そりゃあ、アナタ「インカローズのペンダントを身に着けて、毎日毎日風呂入れば割れますよ」というお話。あとはマラカイトを毎日水につけて・・・という話もあったなぁ・・・(-_-)