アゲートの見せる夢

narayaniさんのところの「Crystal Lab」のお題が、今月は「アゲート」ということで、私もアゲート・ネタを。

1年前だったか、2年前だったか、いつのことだったかは覚えていないけれど、＠オーナー＠からパタゴニア産のアゲートをもらった。サーモン・ピンク〜オレンジの温かみがある色合いに、白の縞々。かわいいーv と思っていた。
（＠hida＠ちゃんはこのとき初めて私の目の前で『宇宙人の襲来系』パタゴニア・アゲートを手にとって、恐ろしかった）

さて、パタゴニア・アゲート。いただいたのは良いが、1個では物足りない。「お友達v」ということで、ブルー・レースとオーシャン・ジャスパーを買った。

なかなか色合い的に可愛いトリオで、家でも「可愛いーvv」と眺めていた。そして、そのまま眠ってしまった・・・・

パタパタパタパタ・・・・・
どれくらい眠ったのだろう？
自分の頭の周りを行ったり来たりする動物の気配を感じた。動物、と行っても我が家には猫の太郎しかいない。
「太郎？」と思ったとき、ハッ、ハッ、ハッという犬に似た息遣いを感じる。「・・・・エルザ（←友人の家のゴールデンレトリバーの名前）？」
半分眠っている状態なのでそう思ったが、次の瞬間「エルザが私の家にいるわけないじゃん」と思いなおした。そのとき・・・・

ズルズルズルズルと首根っこをつかまれて、引きづられる感覚に襲われた。「え？なに？」と思った瞬間、足元に緑の濃い森が広がり、湖が見え、山が見え、そしてまた森が見え・・・・

気が付いたら、森の中にある大きな洞窟の前にいた。私は男性で旅人らしく、汚れた茶色のサドルパンツに、汚れたこげ茶の長靴。旅人はゆっくりと洞窟の中に入っていく。

しばらく眼を慣らしながら、洞窟の壁沿いを歩いていると、前方から人の声が聞こえてきた。慌てて近くの岩陰に身を潜める。

前方からやってきたのは２人の軍人だった。軍人は黒い制服を着ていた。キチッとした詰襟。サドルパンツに長靴。全身黒。腰にはサーベルと銃がある。

1人の軍人が、もう１人の軍人に「あるもの」を手渡す。
「これを必ず、届けるように」「かしこまりました、では」と簡単な会話を交わしているかのように、２人は一言二言喋っているようで、やがて1人の軍人が「あるもの」を持って出て行った。

そして残されたもう１人の軍人は、というと。
そのままさっさと奥に引っ込むかと思いきや、懐からさっき手渡した「あるもの」とまったく同じものが出てきた。

どうやら仲間を裏切って、偽物を手渡したらしい。
裏切り者の軍人は本物の「あるもの」を、ちょっと離れた岩の窪みに隠す。
そのとき、
「そこに誰かいるのか？」
人の気配を感じたのだろう。軍人が旅人の方へ向かってゆっくりと近づいてくる。旅人は逃げる場所がない。立ち上がることも、声を出すことも出来ず、身を固くしていたが、やがて目の前に軍人が現われ、銃口を向けられた・・・・

「あ〜〜、ビックリした！」
パチッ、と眼が覚めると夜明け前だった。ドキドキドキドキ・・・と心臓が踊っている。
特別怖い夢ではないが、驚いた〜。夢の中の私、あれはあのままアッサリ簡単に死んだね、きっと。

ベッドを探すと、3つの石がコロン、コロン。やれやれ、変な夢見ちゃったよ・・・と、思いながら石置き場の棚にポイっ！そのあとはノンビリ、ゆっくり寝入りました。

いやぁ、ずいぶん昔の夢なんだけれど、よく覚えているんだよねぇ・・・ということで、私にとってアゲートは、「変な夢を見せた石」。なんか不思議な夢を見る石って、他にもあるのかな？