トリックスター・アパタイト

実はこの文章を、山羊座新月の8日からちょこっとずつ書いています・・・orz ち、遅筆だわ。ちょこっと書いては、そこで(色々用事があって忙しくて)書き物がとまってしまうので、また、最初に戻ったりして・・・困ったものです。

8日は山羊座新月でしたね〜。
私は2008年の方向を定める的なものを願いました…新月から48時間後に(苦笑)。だって忙しかったんだもん。


そんな8日HP更新したのが、「きよみんのシークレットBOX」で紹介していた、「私にバレると起こられる石」の数々です。(笑)

オーナーが選ぶ石はいつも綺麗だし、可愛い。たまに「……変なの」もあるけどそれもご愛嬌。
私はいつも心から「ティアンの石が一番好きさ!」と思っている。
でなきゃスタッフやってないと思うわけだ。


しか〜〜し!スタッフである以上、私には「好き♪」「綺麗〜w」だけじゃあ済まされない。「売る」ことが私の仕事なんだしね。

だからだから、「綺麗で面白くて珍しいだけで、売りにくいのを仕入れて来ないで下さ〜い!!」って訴えてしまう。

今回のピンクアパタイトなんて、その筆頭!!

アパタイトのピンクですよ!ピンク!!透明感あって、柱状結晶になっていて!!
見たことないでしょ!?
少なくとも私は、ここまで桜色の透明感あるピンクアパタイトは初めてです。

しか〜〜し!アパタイト好きって…あんまり多くない気がするのですよねぇ…

たぶん「アパタイト?う〜ん嫌いじゃないよ」という感じで同じ値段出すなら、クォーツとか、カルサイトを買う方の方が多いのではないでしょうか?

そこがね、「売る」という使命を持っている私としては難しいところなわけです。(笑)

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そもそもアパタイトってどんな感じの石?っていうと、前回のブログにも書いたけど、私にとっては、「トリックスター」な存在。
日本神話のスサノオ北欧神話・「ニーベルンゲンの指輪」のロキ、シェークスピア真夏の夜の夢」のパック…といった、話を進めているんだか、ぶち壊しているんだか、ちゃかしているんだか…といった存在が、トリックスター

クォーツやカルサイトってある意味「王道」。フローライトもそれに続く感じかな。

例えば、「」(oku個人のことじゃなくて皆様1人ひとりの「私」)が、ファンタジーや神話、伝説の主人公だとすると、クォーツって魔術師&賢者マーリンのような存在
地球出身で不思議な能力、卓越した頭脳を持ち、異世界、異郷の存在とも渡り歩く。村や町の人達から敬われ恐れられ、ときにその力故に忌避される存在。身近にいるけど、計り知れなくて遠くに感じる存在・・・それがクォーツ。

カルサイトは、天使…っていうと奇妙な勘違いがでそうで微妙なんだけど、私にとっては「地上に降り立った神の眷属」かな。彼らは魔術師のように村人や町の人達から孤立していない。「私はフツーの人間でーす」という顔してフツーに暮らしている。(笑)
でも人間達が知り得ない話・真実を知っているし、不思議な力も持っている。なにより、「僕はフツーで〜す」と言っているんだけれど、なんだかちょっと変わり者だったりしている。でも魔術師のようにバンバン使わない。力を出し惜しみして、最後の最後、主人公は頑張った!でも大ピンチ!!というときに、実はいつも側にいた友達だと思っていたのが…で、ジャジャジャーーン!!と助ける。それがカルサイト。(笑)

フローライトはシャーマン&予言者デルフォイの巫女のような。
シャーマンは「私」とは一緒に旅をしない。シャーマンはいつも同じ場所、聖域にいて神という高位の存在からの情報を得る。「最果て」を視る存在。それがフローライト。

あ、なんか、こんな風にファンタジーっぽく書くと楽しいぞ。
オブシディアンは刀鍛冶かな…って、そんなこと言っているとキリがないから、話はアパタイトに戻して。

アパタイト=トリックスターは別に災いをもたらす存在とは違う。
わき目も振らず「こうしなきゃ、ああしなきゃ」としている人達に「ちょっと待った!」という存在だ。

例えば、目的地に進むために街道を走っている「私」に「ちょっと待って!綺麗な花が咲いているよ!」と声をかける。ただし、大抵「私」は「頑張らないと、前へ進まないと!」と意固地になっているから、アパタイトは「私」の足をひっかけて転ばせて無理やり立ち止まらせる。(笑)
そこがちょっとイジワル。でも本当に綺麗な花を見せてくれるから憎めない。(笑)

でも、すごく実はあちこち出かけているから、神や妖精、魔術師・・・すべての人たちが、こっそり隠し持っている秘密を知っているのもトリックスターの力。

白とか黒とか、魔とか聖では分けきれないものを持っているのが、アパタイトのような気がするから、人によっては「・・・よくわからない」って思ってしまうのかも。
でも「よくわからない」のがアパタイトの魅力であり、秘密なんだと思ってくれればなぁぁぁ・・・なーんて、思ったりするのです。